テクノロジー

3Dプリンタ向け樹脂材のご紹介

帝人の樹脂材料から、用途に最適な素材をご提案します。

概要

製造業の現場では、迅速なプロトタイピング、金型レスによるコスト削減、複雑形状の一体造形といった利点から、3Dプリンタの活用が急速に拡大しています。なかでも樹脂系3Dプリンタは、自動車、建築、医療関連分野など幅広い用途で導入が進んでいます。
一方で、造形品の強度不足、寸法変化、使用環境下での耐久性・耐熱性・耐薬品性が課題となるケースも少なくありません。量産を前提とした試作や治具用途では、造形後の信頼性を左右する材料選定が重要です。
帝人のPEN(ポリエチレンナフタレート)樹脂は、高剛性・優れた寸法安定性・耐薬品性・耐候性を兼ね備え、湿度の影響による寸法変化が小さいことが特長です。過酷な使用環境においても安定した物性を維持できるため、精度要求の高い試作や治具など、信頼性が求められる3Dプリンタ用途に適した材料です。

特長

  • 高剛性・寸法安定性
    形状精度を保ち、長期の使用でも変形しにくい。
  • 耐薬品性・耐候性
    薬品暴露や屋外環境下でも性能を維持。
  • 低吸湿による寸法変化の少なさ
    湿度環境の影響を受けにくい。
  • FDM方式対応
    造形条件(ノズル温度・事前乾燥など)のガイドを資料にて提供。

ラインナップ

PENに加え、用途に応じて選択可能な樹脂材料をラインナップしています。

  • PC(ポリカーボネート):高耐熱・高透明性(一般/難燃グレード)
  • PCアロイ:バランスの取れた機械特性と加工性
  • 強化PC:ガラス繊維/炭素繊維強化でさらなる高剛性・高耐熱性

詳細な性能データ・造形条件・代表事例はダウンロード資料でご確認いただけます。

分類 3Dプリント
方式
グレード ISO表記 3Dプリンター造形例 事前乾燥 ノズル温度*
非強化PEN FDN テオネックス TN-8065S >PEN<
150~160℃
5~8hr
280~320℃
非強化PC FDN パンライト L-1225Y >PC<
120℃
>5hr
280~320℃
PCアロイ FDM マルチロン T-3750 >PC+ABS<
110℃
5~8hr
260~300℃
強化PC FDM パンライト B-4110R >PC-CF10<
120℃
5~8hr
280~320℃

*造形装置により最適造形条件は変わることがあります。

関連情報

製品情報

ポリエチレンナフタレート(PEN)樹脂「テオネックス®」

透明性を含むユニークな特性を活かして、様々な用途に使われています。優れた耐薬品性、ガスバリア性および耐熱性により、新しい商品の開発を手助けします。

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