テクノロジー

金属接合性ポリカーボネート(PC)樹脂 「パンライト®」

帝人の樹脂開発技術とダイセルミライズ(株)の金属異種材料接合技術「DLAMP®」を用いて非結晶性・非強化の金属接合性ポリカーボネート樹脂を開発しました。

概要

特性の異なる材料を適材適所で組み合わせるマルチマテリアル化が進む中、ねじや接着剤のような締結要素を使わずに、異なる2つの材料を強固に接合する異種材接合は、近年注目を浴びています。 特に樹脂と金属を接合する技術 「樹脂ー金属接合技術」 は、製品の小型化・軽量化だけでなく、部品点数の低減、環境への負荷低減、製造工程の短縮などにも貢献することができ様々な研究・開発がなされてきています。
樹脂ー金属接合に用いられる樹脂としては、一般的にフィラー強化した結晶性樹脂が多く用いられ、ポリカーボネート樹脂のような非晶性樹脂は接合に不利とされてきました。
このたびダイセルミライズ(株)の金属異種材料接合技術「DLAMP®」と帝人の開発した金属接合性ポリカーボネート樹脂の組合せで、強固な接合特性を持つ金属ー樹脂接合部材の開発に成功しました。この樹脂は非強化でありながら強い接合性を有します。

特長

■ 樹脂ー金属接合強度

【試験片】

  • 形状:t2.0 x 10 x 100mm
  • 金属:アルミニウム合金(A5052)
   
Fig.1 突合せ試験片

【試験方法】

  • 引張り試験 [ISO19095に準拠]

    試験環境:23℃, 50 %RH
    試験速度:10mm/min
    つかみ具間距離:50mm

Fig.2 引張試験

金属接合性ポリカーボネート 従来のポリカーボネート
難燃 非難燃 難燃 非難燃
グレード名 MN-1200Z SH-1126Z MN-3600HA L-1225L
接合強度 39MPa 40MPa 38MPa 33MPa
難燃性(UL94) 1.5mmV‐0相当 - 1.5mmV‐0 -
  • 射出成形条件に因らず、高い接合強度を持つ金属ー樹脂接合部材を得ることができます。
  • 得られた金属ー樹脂接合部材は、高いヒートサイクル性を示します。

詳細はダウンロード資料を参照ください

想定用途

電気・電子部品(軽量化・部品数低減)
医療・衛生用途(小型化・軽量化・工程短縮)
通信用途(薄型化・強度補強・誘電特性)

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